2024 05,03 18:27 |
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2006 09,18 19:22 |
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とてもとても大好きなブロガーさんがいた。 2年くらい前からblogを通して交流していて、 基本的には「blogの人とは何があっても会わない。」、 「blogとリアルの世界は別」と線を引いていたわたしだけれど、 その人だけは、会ってもいいかな。。。と思っていた。 寝てもいいかな。。。とも思っていた。(これは冗談。) 今日、その人のblogへ遊びに行ったら、 影も形もなくなっていた。 その人のblogが、一昨日くらいからずっと2chに曝されて、 ものすごい数のスレッドが立ってた。 その人は、顔とか本名を公開していたから、 それが災いして「CSRについて」とか 色んな題名のスレが立ってしまって 槍玉に上げられてた。 読んでて、くやしくて泣けてきた。 そして、被害は続くもので、 その人のblogとリンクしているわたしの(元)blogにも 2chから人がバカみたいに来てた。 ここのアクセスが20とか30とかのショボイ数字なのに、 一ヶ月も更新していない前のblogが100とかだった。 2chの力って、すごいな。。。と思った。 あきれた。 blogをやめたくなった。 わたしはその人が大好きで、 以前に書いた「軌跡」という詩も、 その人にささげるような気持ちで綴っていて、 生き方とか、考え方とかに随分励まされたし、 携帯のメールアドレスまで教えている 数少ないブロガーさんだった。 メールして、様子を聞こうかな。。。と思ったけど、 きっと苦しんでる最中だろうから、やめた。 その人が、この先、再びblogを始めるかは分からない。 けれど、わたしはこれからも その人に向けて記事を書くことがあると思う。 もちろん、 その人だけじゃなくって、 ここを読んでくれているひとりひとりがとても大切で、 どの人も同じくらいわたしにはかけがえのない存在で、 どの人からもいい影響を貰っているけれど、 その人だってわたしにはかけがえのない人だった。 その人は、ここを 読んでくれるだろうか。 これはその人のことを思って1年以上前につづった詩です。 再upします。 ***** 「軌跡」 あの日 渡れなかった川も 今なら畏れず飛び込むことが出来る あの日 超えられなかった道へも 今ならこの足で踏み出すことが出来る あの日 苦しみ悩んだ記憶も 今ならやさしく受け止めることが出来る 歩き出すその先には 緑の丘と 白い紙飛行機 過ぎ去った時間がくれたものは 勇気と希望 そして 振り返らず歩き続ける あなたの後ろには あなただけの 軌跡 PR |
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2006 09,13 23:07 |
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blogのタイトルに「あの人への手紙」とつけているだけあって、 手紙を書くことや、手紙を貰うことがすごく好きだ。 メールが5回送られて来るのと、手紙が1回届くのと、 どちらがいいかと訊かれたら、ダントツで手紙の方が嬉しい。 その人が綴った文字、その人が選んだ便箋、封筒、 そういったいちいちに息吹のようなものを感じるから、 そしてそれを、ずっと抱きしめていられるから、 その良さはメールにはとても敵わないと思う。 わたしが自分から誰かに手紙を送る時も、便箋や封筒にすごくこだわる。 一番良く使うのは、薄いピンクの絵のない便箋。 四隅にエンボスの彫りが入っていて、品の良さが感じられるから半分以上はこれを使う。 けれど、季節によっては、絵柄のものを選ぶことがあって、 ちょっと前までは金魚のもの、今頃だと桔梗の花やコスモスの花柄の物を選んだりもする。 そして、便箋や封筒以上にわたしがこだわるのが、実は、「切手」だ。 通常売られている80円切手(緑の背景に鳥の絵が描かれたもの)を使うことはまずなくて、 その時の気分に合わせて何分も何分も吟味したりする。 切手を選ぶ時間こそ手紙の醍醐味、と言ったら言い過ぎだとわかっているが、 あんなに小さな四角形の中に、細かい絵が描かれていることに、まず感動してしまう。 わたしは昔、自分でも絵を描いていたので、 尚さら切手を「美術品」として見てしまう向きが強いのだ。 夏には七夕、秋にはもみじ、季節に合わせた切手をその人のために選ぶのはとても嬉しい。 収集まではしていないけれど、郵便を出すついでなど、 何かあると、ちょくちょく新しい切手をチェックしてしまう。 東京駅の郵便局(おそらく東京で1、2番に大きい。)には、数年前の切手もいまだに売られていて、 東京国際フォーラムに絵の展示を観にいったあとにはいつも欠かさず寄っている。 最近、一番気に入っているのは、この「ふみの日」の切手だ。 (*ふみの日とは、7月23日(23.。。「ふみ」にちなんでつけられた日。)のことで、 毎年この日に「手紙」をモチーフにした切手が発売されている。) これは大分昔に発売された「ふみの日」の切手なのだけれど、 女の子が手紙を胸に抱きしめて頬を赤くしているのがとてもかわいらしい。 抱きしめているのは、きっと大切な人からの手紙なんだろうな。。。と思ってしまう。 この切手(20円)を4枚貼ると、ちょうど80円になり、封書が送れる。 大切な、大切な手紙には、これを貼って送ろうと決めている。 が、いまだに使えないでいるくらい素敵な切手だ。 。。。本来「手紙」とは、この絵のように心をこめて綴って、 大切にするべきものなのだと思う。 わたしは手紙を綴ることがあまりにも日常的になり過ぎていて、 いつも何気なくペンを走らせてしまうけれど、 たった一通の誰かからの手紙が、時には宝物にもなり得るのだと、 この切手は教えてくれたような気がする。 この切手を眺めるたび、手紙の原点に立ち返らされる想いがする。 |
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2006 09,12 22:52 |
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明治○田生命という会社が、ある。 その名前の通り、生命保険の会社だ。 少し前には、保険金の不払いで世間を騒がせたり、経営状況に色々と疑問を抱いてしまうような数字を羅列していたりもして、わたし自身はこの会社にさほどいい印象は抱いていないのだけれど、それでもこの会社のCMだけは、とても好きだ。 小田和正の「時を超えて」という歌に乗せて、画面にたくさんの写真が表れる。(参照。→URL.) 虫取り網を持って手をつないで歩く兄妹。 夏の縁側で扇風機を前に声をあげる男の子。 玄関の前で撮られた、おばあちゃんと娘。 笑い合う夫婦。 日々の暮らしの中の、何気ない場面もあれば、特別な瞬間にシャッターを切ったと思われる一枚もある。 10枚近くがランダムに表れた後、「あなたがいる、幸せ」というコピーが出る。 何度も、何度も見ているCMなのに、毎回どうしても泣きそうになる。 なぜか。 この、「あなたがいる、幸せ」という言葉に、胸が詰まるからだ。 人は、普段「生きている」ということを意識せずに生きている。 今日も、明日も、朝になれば目覚めることが当たり前だと信じて眠りにつく。 けれど、どの人の命にも明日の保証なんて無くて、わたしたちは生まれた瞬間からもう「死」に向かって歩き始めている。 そんなこと、一瞬たりとも、普段は意識することなんてないけれど。。。 5年前の昨日(9/11)、世界貿易センタービルで、多くの人が命を落とした。 それは、まさに「予測すらしなかった死」であったと思う。 あんな風に、人の命はあっけなく奪われるものなのだ。 あの日、命を落とした人々のうちの何人が、果たして、あの前日に「俺の命はあと1日だ」と思っただろう。 2001年、9月11日。 あれから9月11日という日は、世界中の人にとって、忘れられない、とても悲しい日になってしまった。 けれど、同時に、あの日あの時、世界のどこかで生を受けた人もいたわけで、その人にとってはそこからが人生の始まりなのだ。 与えられた限りある人生の中で、何度「当たり前の瞬間」に幸せを感じることが出来るのだろう。 夏の午後、兄妹で手を繋ぎ歩くひと時。 縁側で、扇風機に向かって声を出して遊ぶ時間。 家の前で、祖母と共に撮る記念写真。 過ぎ行く日々の中で、当たり前の瞬間に感じる、当たり前の幸せ。 共に過ごす人がいる、幸せ。 あなたがいる、幸せ。 わたしにとっても、ここでこうしてblogを綴りながら、自分の24時間を振り返るのは、今はもうとても大切な時間に変わりつつある。 わたしの当たり前の日常を、ずっと変わらず読んで下さっている人がいるという現実も、思えば、幸せなことなのだと思う。 昨日、9月11日は、実はわたしにとっても特別な日だった。 メールを送って下さった方、本当にどうもありがとう。 「あなたがいる 幸せ」を、わたしも 心から感じています。 |
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2006 08,09 23:03 |
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昨日の「50の質問。」の続きです。 31から50まで、つらつらと綴ります。 ********** 31.尊敬する人 福岡政行先生。(白鴎大学教授) (*テレビ朝日のニュース番組などに 時々コメンテーターとして出演してらっしゃいます。) 32.好きな香り・花。 ピンクのスイトピー・百合・すみれ。 好きな香りはフェラガモ。 33.自分の「ここが人とは変わっているな」と感じる部分。 ものすごく勘がするどい。 34.女としての自分をどう思うか。 ダメな部分もいっぱいあるけれど、 わたしが男だったら、多分、わたしと付き合うと思います。 しつこくしないし、詮索しないし、 男の人にとっては都合がいいと思います。 35.女として誇っているところ。 割と色んな経験をしてるので、 誰かと身体の関係が出来ても、 それによって相手を追い詰めるようなことは絶対にしないです。 相手に他に好きな人が出来るようなことがあっても、 あっさりすぐに手を切ると思います。 人との関係については、ある意味冷たいくらいです。 36.恋愛観について。 好きならどんな恋愛でもアリだと思ってます。 略奪でも不倫でも、人が感情を持っている生き物である限り、 そういう形もアリだと思います。 でも、そういう恋愛は、結局は幸せにはなれないと思います。 誰かを騙したり傷つけたりして時間をつなぐということは、 最後に必ずしっぺ返しが来ると思います。 。。。あと、恋愛観に関しては、 これ、本気で書いたらみんなは引くと思うけれど、 わたしは、いつだって24時間、365日、虚飾も脚色もなく、 「この自分のままで勝負したい」といつもそう思っています。 だから24時間、365日、いつでも恋愛が始まる準備は出来てます。 そして、わたしはいつだって、 女としての自分を合格だと思うようにしてます。 37.自分が思う自分の短所。長所。 まず、短所。 告白されても、身体の関係が出来ても、 なかなか弱みを見せないところ。 次に、長所。 自分に関するアレコレは、 基本的に全部自分で引き受けます。 38.座右の銘。 「志は高く、頭(こうべ)は低く。」 「たとえ明日、世界が滅亡しようとも わたしは今日林檎の木を植える。」 39.夏の必需品。 ワンピース。日傘。 正直、夏は嫌いです。 長時間日差しを浴びると貧血で倒れるので 夏はなるべく出歩かないようにしています。 40.今、集めているもの。 文香(ふみこう) 昔から手紙を書くことは大好きだったのだけど 今年に入ってから、特にそれが強くなり、 手紙に添える「何か」を探し始めて、文香に行き着きました。 *文香とは。。。 3センチから5センチくらいの和紙の中に お香がしのばせてあり、ほんのりと香るもの。 季節の花をかたどったものから栞(しおり)になっているものまで 色々とあって、集め始めるとすっかりはまってしまいました。 今、10種類、50個くらいあります。 41.趣味、特技 数字に強いです。珠算と暗算の段位を持ってます。 あとは英語が好きです。 趣味は文章を書くこと、手紙を書くこと、blogも好き。 時々映画を観にいきます。 (好きな作品は「フォレスト・ガンプ」) 42.理想の人。 男女問わず他人の気持ちが分かる人。 ひとつのためには他のすべてを捨てられる人。 43.好きな音楽。 スキマスイッチ。 ポルノグラフィティ。 44.好きな有名人。 鈴木一郎。 45.嫌いな有名人。嫌いなタイプ。 堀江貴文、細木○子、 しつこい人、正々堂々としてない人、 やることが汚い人。 あとはケチな人。 他人のためにお金を使うという発想のない人。 46.毎日必ずやっていること。 水(もしくはお茶)をたくさん飲む。 クレンジングはきちんとする。 (使っている化粧品はディオール・ランコム・ヘレナ。) 47.宝物。 「満ちる人」からの手紙。 48.10年後の自分にひと言。 「きっと、大丈夫だよ。」 49.blogの読者にひと言。 こんなに長い質問に付き合ってくださってありがとう。 50.最後に自由にどうぞ。 わたしは昔から、直接会って話すことよりも、 自分の中に生まれたアレコレを、 作文だったり日記だったり手紙だったりに託す方が好きで だからいつも、日々の中で表現出来なかったモヤモヤを 書き留めることばかりに夢中になっていて、 その結果が今のこのblogに繋がっていると思うのだけれど、 それをこうして今は外に出すことが出来て、 少しだけれど読んでくれる人がいて、 コメントやメールで交流出来るのがすごく嬉しいです。 何百万というblogが溢れている中で、 あなたとわたしがこうして知り合えたのも きっと何かの縁だと思うので、 一度でも立ち寄ってくださったなら、 あなたの声を聞かせてほしいと思っています。 わたしが感じたことから、わたしの発した言葉から、 あなたに、形ではない何かを届けられるなら、 それはホントに嬉しいです。 今、この瞬間にPCの前でこれを読んで下さっているあなたに 「ありがとうございます。」と、心からお伝えします。 |
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2006 08,08 21:06 |
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(1ヶ月前に一度載せて、その後削除した記事です。 やっぱりもう一度載せます。) 。。。。。。。 blogサーフィンの途中で、「100の質問」なるものを見つけた。 これは、その名の通り 「100の質問に回答していく」というもの。 以前のblogからわたしを見てくださっている方は わたしという人間をお分かりだろうけれど、 ここ「shinobi」で初めてお会いした方にはそうではないと思うので、 今日は、100の質問からパクッた「50の質問」 (100は長すぎるので半分にしました。)に答えてみたいと思います。 ********** 1.名前。 清水 順子 いつかのコメントでaiさんから 「わたしは順子さんの書く文章好きですよ。」と言われた時、 「aiさんってば、本名で呼ばないでー。」と、あわてたのだけど、 そのすぐあとに「そうだ、本名でblogやってたんだ。」と気付いたくらい、 ほとんどそのままのHNです。 2.性別。 女 3.誕生日。 9月11日 そうです、「0911」、同時多発テロがあった日です。 あの日から、わたしにとっての嬉しい日は、 世界中の人々にとって悲しい日になってしまった、 そのことがとても悲しいです。 4.住んでる場所。 blogをじっくり読んでくだされば分かります。 5.身長、体重。 154センチ、41キロ。 多分、第一印象はもっと細いです。 6.似ている有名人。 これ、以前に記事で一度上げましたがすぐに消しました。 女優サンで、土曜のフジTVの音楽番組の司会をやっている方に 似ていると言われたことが何度もあります。 7.人からよく言われる言葉。(褒め言葉編) 「細いですね。」「落ち着いてますね。」 「気が利きますね。」 8.人からよく言われる言葉。(けなされ編) 「なんか近寄りがたいよね。」 「清水さんって、あんまり感情の起伏がない人なの?」 「清水さんと居ると、自分が出来の悪い人間に見えていやだ。」 9.職業。 これは、書いてしまうと会社の人に一発でバレるので秘密です。 10.ネット歴。 多分、5年くらい。。。? 最初はメールしかしてなかったので、いまだにド素人です。 11.blog歴。 多分、2年くらい。 ここじゃない場所で一度blogをやっていたけれど、 会社の人に知られたので辞めました。 12.HNの由来。 ほとんど本名です。 13.メールでの交流。 頂いたメールには全部目を通してます。 嬉しいものは保存してます。 返事もなるべく出すようにしてます。 14.ネット親友。 これ、あんまり意味分からなかったんだけど、 ネットで知り合ってネットだけで交流してる友達 。。。っていう意味なのかな。 だとしたら、あじゃさん。 わたしのblogの1番長い読者で、多分1番たくさんメールしてます。 わたしが仕事でつらかった時に手紙をくれたり ハンカチとかお菓子とかをプレゼントしてくれたりして、 その時はホントに励まされました。 ハンカチは、ずっと大事にしまってあります。 もったいなくて使えません。 15.おススメのHP。 毎日見ているHPは8つあります。 あじゃさんのところと、aiさんのところ。 あとはjinnさん、イニシャルDさん、sekkyさん、 kujiさん、Kさん、wakiさん。。。 前のblogで仲良くしていた人ばかりです。(URLは載せません。) 16.オフ会参加回数。 ゼロ。 出たいとも思いません。 わたしにとって、blogはblog、現実は現実であって、 blogだからこそ書ける本音があるのに、 それとリアルをごちゃ混ぜにしてしまう人の神経が分かりません。 前のblogに「はっきり言ってモテます。」とか書いた時に 「会ってください。」というメールがたくさん来たのだけれど、 そういう下心ミエミエの読者にはがっかりします。 わたしは、わたしの文章を好きになってほしいだけで 恋愛がどうこうとか全く興味がありません。 blogというのは、例えば作家と読者のように、一線を保って 純粋に文章だけ楽しめばいいと感じてしまいます。 17.チャット最高記録。 3時間。でも今はもうやってません。 18.使っているメッセンジャー。 全然メッセに対する知識がありません。使ってません。 19.ネットで困ったり悩んだりしたこと。 読んでくださっている方からの反応がない時。 すごい気合入れて書いた文章なのに、 コメントが全くひとつも無いとやっぱり軽く凹みます。 自分のために書いているのは100も承知で、 それはこれまでにも散々綴ってきたのだけれど、 やっぱりわたしが書いたことに対して 何らかのリアクションが欲しいという気持ちはあります。 そうでなければ、 文章を公開するのにネットという場所を選んだことに つじつまが合わないからです。 共感だけでなくて、反論でもいいのだけれど、 「あなたの意見に対してわたしはこう思う」というレスポンスが やっぱりどうしても欲しいと思ってしまいます。 あとほかには、 自分の思うことを、そのまま言葉に出来ない時。 先日の記事のように、社会性までも含めた ものすごく面白い文章に出会った時。 近づきたくて、憧れて、苦しくなります。 と同時に、今の自分では追いつけないことを痛感します。 20.ランキングについて。 最初の2週間は登録していて、 最高で23位くらいまで行った記憶があるのですが、 やっぱり今はバナーを外しています。 「ランキングで上位にいくための文章」を ねらって綴りそうになってしまう自分がいやだからです。 21.訪問者への感想。 とにかくいらして下さるだけで嬉しいです。 1日24時間の中で、このblogを見てくれる時間が 例えば1分であっても存在することが嬉しいです。 ただ、矛盾するようだけれど、 好意的な読者だけじゃなく悪意の読者もいることが悲しいです。 ストーカーのようにずっと見張られていて、 100回くらい訪れてるのにコメントがゼロだったりすると、 そこには好意じゃなく、執着や憎しみを感じます。 22.blogの中での目標、望み。 わたしは現実の世界でも、 クラスの中心人物になるような女ではなくて、 どちらかというと少ない人と深く交わりたい人間なので、 このblogもそういう風になっていけばいいと思います。 1日の訪問者が100とか200というのは、 このshinobiではもう目指すつもりはなくて、 逆に、今ここに来てくれている人が、 明日も明後日も、ずっと訪れてくれるような、 そしてわたしが沈んでいる時には、文章でそれを書かなくても、 なぜかそれが伝わるくらいにわたしを分かってくれたり、 文章から「本当の清水順子」を感じ取ってくれたら、 すごく最高だと思います。 23.自分を動物に例えると。 うさぎ。 昔、人にそう言われました。 24.好きな色。 白・ピンク・淡いブルー。透明感のある色。 このblogのテンプレートの雰囲気なんか、まさにそうです。 木漏れ日の写真から感じる透明な感覚。すごく好きです。 25.嫌いな色。 黒・グレー。 お葬式以外、絶対着ません。 黒やグレーって 芸能人並の美人が自分の美しさを引き立たせる為に着ているか、 顔やセンスに自信のない女が 「とりあえず黒を着ておけばお洒落に見えるだろう」 という計算から着ているかの、どちらかでしかないと思います。 26.好きな食べ物。 グレープフルーツ・桃・トマト 27.嫌いな食べ物。 焼き鳥で言えば、タン・ハツ・レバー あとは、モツ。 28.お酒の許容量。 チューハイを缶で一杯。 人がお酒を飲んでいる席に付き合うだけ、 もしくはその人のために料理をしてあげたい。 29.得意な料理。 豚の角煮・鶏肉と夏野菜の煮込み・ブリ大根。 30.住みたい場所。 オーストラリアのメルボルン。2年前に行った時 「なんでこんなに心が落ち着くんだろう」と不思議でした。 絶対近いうちにもう一度行きたい。 そして、出来るならいつか、住んでみたいです。 ********** (長いので一度ここで切ります。続きは明日載せます。) |
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2006 07,23 16:14 |
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たしか、この間の金曜日だと思うのだけど、 24時近くに、NHKで「一期一会」という番組をやっていた。 URLはこちら。→「NHK 一期一会」 この番組は、一般公募で選ばれた若者(25歳以下。)が、 自分の日常では出会うことのない、対極の生活をしている若者にインタビューをし、 それぞれの価値観や生き方の違いを見つめるというものだ。 7月21日の放送では、 大学に通う(おそらく偏差値の高い) キャリア志向の22歳の女性が 10代で「出来ちゃった結婚」をしママになった19歳の女性の家を訪ねて 取材をしていた。 取材の中で、22歳大学生は、19歳ママに対して 「若さも可能性も溢れる貴重な10代の時になぜ結婚に踏み切ったのか。」 「もっとやりたいことをやった方が良かったんじゃないか。」 「例えば、留学とか、キャリアとか、そういったものを追えるのは 限られた時間だけなのに、それを捨ててまで母になる必要があったのか。」 というような質問を立て続けにぶつけていた。 その質問に対し、19歳の女性(プラス、同席していたママ友達)は、 「子供が出来たと分かった時は、生むという選択しかなかった。」 「堕ろすという選択は出来なかった。」という感じの返事をしていた。 すると、22歳の大学生は、 「じゃあ、なぜ後先も考えないで子供が出来るような行為 (つまり、避妊なしの×××)をしたのか。」と切り替えした。 すごく失礼な質問だと思った。 それに対し 少しの間のあと、19歳女性の友達の方が 「その時は、もうこの人以外考えられないというくらい好きだったから。」と答えた。 初日のインタビューが終わった後、22歳の大学生は、 NHKの編集者に対してこんな風に話していた。 「。。。今は彼女達もそれでいいかもしれないけれど、 もっとずっと後になって、10年後、20年後に今ほど若さもなくなって 身体の自由もきかなくなった時に出来ることが限られてきて その時にキャリアを追ったり夢を追ったりしなかったことを どんな風に感じるんだろう。」と。 一方、19歳ママの方は、NHKの編集者に対して、 「どれだけ話しても、平行線だから。。。」と言っていた。 後半、22歳大学生は、19歳ママの父親や母親とも会い、地元のお祭りの取材もし、 たくさんの人に好かれている19歳ママとその子供の様子を目にし、 家族や地元のみんなと協力して子育てをするママの様子に 少し心を動かされたようにも見えた。 最後には、それぞれの価値観を再び話して、 でもお互いに自分の場所で頑張ればいい、というようなまとめで この番組は終わっていた。 わたしがこの番組を最後まで見ていて感じたのは、 「価値観なんて千差万別なのだから、それに対して 「いい」も「悪い」もつけられるものではないだろう。」という想いだった。 事実、22歳大学生の方は、最初から最後まで 「可能性を試せるのは若いうちだけなのに、 その時期に安直に性に溺れて子供を生む結果になって、 大事な時期を潰して愚かだ。」 という価値観で19歳ママを見ていたように、わたしには写った。 対して19歳ママの方は、 「何を言われても、わたしはこの子がいて、今が幸せだから別にいい。」 という態度だった。(ように見えた。) この番組の中で、わたしが一番ひっかかったのは 初日の取材を終えた日に22歳大学生がNHKの記者に発した この言葉だ。↓ 「。。。今は彼女達もそれでいいかもしれないけれど、 もっとずっと後になって、10年後、20年後に今ほど若さもなくなって 身体の自由もきかなくなって、出来ることが限られてきて、 その時に、キャリアを追ったり夢を追ったりしなかったことを どんな風に感じるんだろう。」 。。。これは、つまり、もっと分かりやすく言ってしまえば 「彼女達は、10年後、20年後になって若さがなくなった時に、 10代や20代前半で夢を追わなかったことを後悔すると思う。」 と言っているのとほぼ同じだ。 でも、わたしが俯瞰で見ていて感じたのは、 それは22歳大学生だって同じだろうという想いだ。 10代20代で、一途に溺れるような恋愛や×××の経験をせず、 勉強・勉強でキャリアを追い、その先もしも子供が生める年齢を逃したとしたら そのことをこの大学生は後悔しないのだろうか。 それとも「わたしはキャリアが一番だから、別に恋愛や×××はいい。」 と答えるのだろうか。 もしこの答えが通用するのだとしたら、19歳ママの方だって 「わたしは今、子供がいて幸せだからそれでいい。」と言っているではないか。 つまり、こちらの人から見れば大事に思えるものも、 別の立場にいる人にとっては大事ではないかもしれず それを自分の価値観で決め付けて、「きっと後悔すると思う。」 なんて言うのは驕り以外の何物でもないのだ。 こちらの立場に居れば、勉強や留学は経験出来ても、 子供を持つ幸せと、溺れるような恋や×××は経験出来ない。 19歳ママは30歳の時には子供が中学に行き、若くして子育てから解放されるけれど、 キャリアを追った大学生はその時にもまだひとつの恋愛もせず、 結婚も出来ず、学問を友として一生を終えているかもしれない。 どちらにも、プラスもあればマイナスもある。 今の日本はまだ、親の世代が「普通の幸せ」を望んでいることが多いので、 子供にはいい学校に行ってもらって、でも適当なところでそこそこの結婚をしてほしい という価値観があり、その価値観から少しでも外れると奇異な目で見られることも多いけれど、 わたしは、その人が納得して決めたのなら、10代での出産も、 30代で大学に入りなおすのも、40での初産も、なんだってアリだと思う。 キャリアを追いたい人は追えばいいし、 自分と子供とダンナの幸せを大事にしたいなら それでいいと思う。 それぞれ、目指すものも違えば、 大事にしたいものも違う。 「あなたには大事かもしれないものも、 わたしには大事ではない。」 今回の二人の間には、この感情があって、 それゆえに解り合うことが出来なかったのだと思う。 人は皆、違って当たり前なのだから、 無理に解り合う必要もない。 ただ、あなた自身が大事に思うものを、 今は精一杯大事にすればそれでいいんじゃないか。 学問を究めたいなら、学問の道を。 子供を愛しく思うなら、今は子育てを。 だって、人生は流れていき、価値観は変わるものなのだから。 |
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2006 07,16 00:14 |
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先日、代休を取ったので、 真昼間からひとりで「笑っていいとも」を観ていた。 と、その日のコーナーのひとつで 恋人から言われた甘い台詞に点数をつけるようなものがあった。 (柴田理恵と石原良純が演技をしていた。 以下、台詞を思い出して再現。 細かいところは違うかもしれません。) 設定: 場所は喫茶店。 テーブルで向かい合う恋人同士。(←柴田、石原。) 柴田 「ねえ、最近冷たいじゃない?」 石原 「ん?そんなことないよ」 柴田 「えー、絶対冷たいーー!」 石原 「。。。。。(無言。)」 柴田 「○○くん、ホントにあたしのこと好き?」 石原 「。。。好きじゃないよ。」 柴田 「(ショックな顔)」 石原 「オマエのことは、好きじゃなくて、 (数秒の間。) 。。。愛してるんだよ!」 柴田 「(感激してる顔。)」 と、たしかこんな寸劇だった。 この台詞を実際に言われたのは20代前半らしき女の子で、 当時のことを嬉しそうにタモリさんに向かって話していたけれど、 結局その相手とは別れてしまったようなこともちらっと言っていた。 さて。 わたしがこの寸劇を観て思ったこと。 それは、 「そんなに簡単に、愛なんて口に出来るものなんだろうか。」 という疑問だ。 前のblog(←今はほとんどの記事を消去した。)を 見てらした方はお分かりかもしれないけれど、 わたしはこう見えて結構モテるし、 男の人と週末同棲していたこともあるし、 この人↑とは別の人と一緒に暮らしていたこともあるし、 20も年上の人から告白されたことも、付き合っていたこともある。 けれどそんな中で、 そのうちの誰を本気で愛していたかと問われれば、 多分、たったひとり。。。。、 多く見積もっても(笑) ふたりしかいなかったと思う。 何人もの人と付き合ったからと言って それがイコールその人たちを愛していたことになるのかと言われれば それは違うと思う。 こんなことを書いて ズルイ女だと思われるとイヤなので 正直、書くのは随分躊躇したが、 誰かと出会って付き合うこと、 身体を重ねること、それがイコール愛かといえば絶対に違う。 ある人と知り合い、その相手に好感を持って、 その人をもっと知りたいから付き合い始める。 この時点ではそれは「好意」であって愛情ではない。 そして、言葉を交わし、時間を重ね、身体を重ね、 段々と感情が育っていく。 けれど、必ずしも すべての人へのそれが愛情になるわけではなくて 「好意」のまま終わってしまうこともあるし、 好意以上愛情未満で終わることもある。 それなのに、 こんなにも多くの人が「愛してる」「愛してる」と 連発している現実に驚く。 大体、1年やそこら付き合ったくらいで 愛情というのは芽生えるのだろうか。 誰かを本気で好きになって、それを「愛」と認識するまでには もっともっと時間がかかるような気がする。 20歳そこそこの人は 気安く愛だと口にするけれど、 本来愛情というのは時間をかけて築くもので 簡単に芽生えるものでも、 誰かれ構わず口に出来るものでもないと思う。 本当のそれは、 もっと神聖で もっと高貴なものなんじゃないだろうか。 |
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2006 07,06 23:04 |
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(以前、別の場所に載せた記事の焼き直しですが、投稿します。) ***** 先日、コンビニで「とらばーゆ」を立ち読み。 永嶋久子氏の文章が載っていて、あまりにもすばらしかったので10回読んで暗記する。 *永嶋氏は1959年資生堂福岡販売(株)に入社後、1962年第1回海外派遣美容部員として香港に赴任。以後、27年間で世界34ヵ国に及ぶ資生堂の海外進出の立上げ業務に携わってらした偉大なお方。 永嶋氏は「とらばーゆ」のインタビューの中で香港赴任時の思い出などを丁寧に語ってらして、そのお言葉にわたしはひとりコンビニで涙。 記憶を頼りに簡単に綴ると、当時、香港のデパートでは貧富の差が歴然としており高級化粧品と言われるものをたくさん買っていく人々に混じって口紅一本すら買えず、ただじっとそれを眺める若い女の子の姿もあったそう。 そこで永嶋氏は、ある日その女の子に「つけてみるだけでもいいのよ。」と声をかけ、テスターでお化粧をしてあげたところ、彼女は頬を赤らめ「きっとお金をためて買いに来るから。」と返事をし、去っていったのだとか。 それからしばらくの時が経ち、永嶋氏が仕事に忙殺されるようになった頃、その女の子は再びデパートに現れ、約束通りあの口紅を買いに来たらしい。 女の子の手には、しわくちゃの香港ドルが握り締められていて、それを受け取った永嶋氏は胸が一杯になったとおっしゃっていた。 そしてその時に永嶋氏は 「私の仕事には、私が思っている以上の価値がある」と感じたのだそう。 この部分を読んだ時、「すべての仕事がきっとそうだ。」とわたしも思った。 そしてまた、以下のような素敵なお言葉も述べてらしたので引用。 ↓ 『 物事には裏も表もありますから、 同じ仕事をしていても、受け止め方は人それぞれです。 私はいい面を見るよう心がけてきました。 ~~ 私、学生たちの教室に 「打ち倒す者は強いが、起き上がる者はもっと強い」 という言葉を張っているんです。そこらじゅうにペタペタ(笑)。 一度や二度の挫折でダメになるほど人間は弱くない。 つまづいたら、何度でも起き上がればいいんです。 私も起き上がってきました。 何度も何度もね。 』 ***** 。。。去年の始めに、ずっと以前から希望していた業種に転職をし、ここなら長く続けられると確信にも似た想いを持ち、今のところは順調に毎日を過ごしているわたしだけれど、それでも小さな石に足を取られるような出来事や、本社本社と欲が頭をもたげる時も度々ある。 でも、永嶋氏の言葉を読んだ時、自分のあさはかさと欲深さに嫌気が差した。 わたしにはどれほどの実力があるというのか。 毎日、人の何倍努力しているというのか。 人に助けられてここまで来たのに、それをさも実力のように勘違いし、天狗になっていたんじゃないだろうか。 何ごとも、驕(おご)ったら終わりだ。 相変わらず迷ったり、悩んだり、 躓いたりを繰り返してばかりの毎日だけれど それでももう少しこの場所で、努力を続けてみたいと思う。 わたしの仕事にも、きっと わたしが思っている以上の価値があるから。 |
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2006 06,01 22:08 |
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スポーツには、全くと言っていいほど興味がない。。 今、日本中が熱狂しているサッカーすらも殆ど観ていないし、 少し前まではWC開幕がいつなのかも知らないくらいだった。 けれどそんなわたしでも、たった二人、好きなスポーツ選手がいる。 松井秀喜とイチローだ。 ***** もう長いこと、手帳に挟みっぱなしになっている切り抜きがある。 松井秀喜がメジャーへ挑戦することになった数年前、 読売新聞で彼の特集を組んでいた。 その時のインタビューに答えた彼の台詞が、 表題にもある、このことばだった。 「努力したら何が見えるか楽しみだよ。」 「。。。なんてすごいことを言う人なんだろう。」と、 感動したのを覚えている。 彼はもう充分努力をしてきたはずだ。 そしてその結果のメジャーへの切符だったはずだ。 それなのに、この先にまだ努力を重ねるというのか。 この新聞を読んだ当時、 わたしは今ほど納得のいく仕事はしておらず、 毎日に不満を抱えていた。 そしてこのことばを目にした時、そんな自分をとても恥じた。 努力の先には何があるのか。 わたしもそれを見てみたいと思った。 「自分の未来に期待することのたいせつさ。」 それを教えてくれたのが、 この、松井の ことばだった。 |
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2006 05,27 10:00 |
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blogに文章を綴る上で、ひとつだけ絶対に守っている決まりがある。 それは「文字の装飾はしない。」ということだ。 わたしがblogという空間を管理するのは、実はここが初めてではない。 以前にも、別の場所にひっそりと文章を綴っていたことがあった。 けれどわたしはその時も、決して文字の装飾はしなかった。 (*文字の装飾とは、例えば、一部分だけを太字にするとか、 あとは、読んでほしいところに斜体を使うとか、 その他、赤青黄色で色付けをするとか、そういった作業を指すと思ってほしい。) もちろんわたしは、そういったblogを否定するつもりはない。 「書く」という作業は人それぞれなのだから、それが好きな人はやればいい。 バカにするつもりも、否定するつもりもない。 一行一行に丁寧に色をつけたり、 大事だと思う部分を思いっきり大きな字で綴ったり、 読む人の「目」を楽しませる工夫を、どうぞどんどんやればいい。 でも多分、わたしはそういう文章は読まないと思う。 気になってタイトルに惹かれるblogが仮にあっても、そこの空間が、 クリスマスのショーウインドウさながらに飾り付けられた ゴテゴテの色文字や太文字だったら、わたしは多分その空間に 2度3度と足を運ぶことはないと思う。 本当にいい文章なら、飾らなくても伝わるんじゃないか。 それに、人によって感じる部分は様々なのに、 作者の強調したい部分だけを太字にしたり色をつけたりしてしまうと、 必然的にその部分だけが先に目に入るようになり、 結果として、読者本来の感受性を邪魔するような気がしてならない。 わたしは、わたしの文章を、目ではなく心で読んで欲しい。 ただただわたしはこの場所に、自分の気持ちをそのままに綴るから、 だからあなたも先入観のない状態で、白い心で、 自分のペースでわたしの言葉を追ってほしい。 そして、淡々と書かれたその文章から、 あなたなりの感受性であなただけの意味を掴んでほしい。 この、同じ「あの人への手紙」でも、 10人の人が読めば10通りの感想があると思う。 今日の文章だけを取っても、そこから何を感じるか、 10の答えがあると思う。 なのに、最初から 「ここが重要!!」「ここが言いたいことなの!!」と 強調して装飾や着色をしてしまったら、 最初から作者の思い通りの答えしか出てこないんじゃないかと感じる。 これは文章だけではなくて、他の部分にも言えるけれど、 例えばメイクでも服でも話し方でも、ことさらに強調したり、 自分を押し出す人は好きじゃない。 本当にいいものには、「芯」というかある種の強さがあって、 黙っていてもそれは滲み出るし、装飾をしなくてもそれは伝わると思う。 だからわたしは、絶対に文字の装飾はしない。 そのままのわたしで、勝負したい。 |
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