2024 05,02 08:49 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2006 09,12 22:52 |
|
明治○田生命という会社が、ある。 その名前の通り、生命保険の会社だ。 少し前には、保険金の不払いで世間を騒がせたり、経営状況に色々と疑問を抱いてしまうような数字を羅列していたりもして、わたし自身はこの会社にさほどいい印象は抱いていないのだけれど、それでもこの会社のCMだけは、とても好きだ。 小田和正の「時を超えて」という歌に乗せて、画面にたくさんの写真が表れる。(参照。→URL.) 虫取り網を持って手をつないで歩く兄妹。 夏の縁側で扇風機を前に声をあげる男の子。 玄関の前で撮られた、おばあちゃんと娘。 笑い合う夫婦。 日々の暮らしの中の、何気ない場面もあれば、特別な瞬間にシャッターを切ったと思われる一枚もある。 10枚近くがランダムに表れた後、「あなたがいる、幸せ」というコピーが出る。 何度も、何度も見ているCMなのに、毎回どうしても泣きそうになる。 なぜか。 この、「あなたがいる、幸せ」という言葉に、胸が詰まるからだ。 人は、普段「生きている」ということを意識せずに生きている。 今日も、明日も、朝になれば目覚めることが当たり前だと信じて眠りにつく。 けれど、どの人の命にも明日の保証なんて無くて、わたしたちは生まれた瞬間からもう「死」に向かって歩き始めている。 そんなこと、一瞬たりとも、普段は意識することなんてないけれど。。。 5年前の昨日(9/11)、世界貿易センタービルで、多くの人が命を落とした。 それは、まさに「予測すらしなかった死」であったと思う。 あんな風に、人の命はあっけなく奪われるものなのだ。 あの日、命を落とした人々のうちの何人が、果たして、あの前日に「俺の命はあと1日だ」と思っただろう。 2001年、9月11日。 あれから9月11日という日は、世界中の人にとって、忘れられない、とても悲しい日になってしまった。 けれど、同時に、あの日あの時、世界のどこかで生を受けた人もいたわけで、その人にとってはそこからが人生の始まりなのだ。 与えられた限りある人生の中で、何度「当たり前の瞬間」に幸せを感じることが出来るのだろう。 夏の午後、兄妹で手を繋ぎ歩くひと時。 縁側で、扇風機に向かって声を出して遊ぶ時間。 家の前で、祖母と共に撮る記念写真。 過ぎ行く日々の中で、当たり前の瞬間に感じる、当たり前の幸せ。 共に過ごす人がいる、幸せ。 あなたがいる、幸せ。 わたしにとっても、ここでこうしてblogを綴りながら、自分の24時間を振り返るのは、今はもうとても大切な時間に変わりつつある。 わたしの当たり前の日常を、ずっと変わらず読んで下さっている人がいるという現実も、思えば、幸せなことなのだと思う。 昨日、9月11日は、実はわたしにとっても特別な日だった。 メールを送って下さった方、本当にどうもありがとう。 「あなたがいる 幸せ」を、わたしも 心から感じています。 PR |
|
コメント |
2001年
9月11日 確かにあの日 多くの人が殺された。 でも それだけじゃない あの日 地獄のような中から 必死の思いで生還した人たちがいること。 そして 自分の命を危険にさらしてまで、 誰かを助け出そうとした人たちがいることを。 忘れないで P.S. 安らかな死しか知らない俺がどうこう言う資格はありませんが。 【2008/05/2718:57】||株と虫#5498602e5f[ 編集する? ]
Re:人の死と生
株と虫さん。 コメントありがとうございます。 9月11日。 世界中の人にとって忘れられない日になってしまった この日に、わたしは毎年ひとつ年齢を重ねていきます。 。。。そしてあれから、もう7年になります。 時間の流れの中で 少しずつ癒されて来た苦しみもあるのでしょうが まだまだ悲しみから立ち直れない人も、 きっとたくさんいるのだと思います。 大事な人を失うのは、 どんな情況でも、つらいものですよね。 j |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |